2009年12月17日木曜日

Café : Alvar Aalto by Finland Cafe

旅行記をちょっとお休みして、最近のお勧めのイベントを紹介します。

偶然、Café : Alvar Aalto by Finland Cafeのホームページを見つけて、行ってきました。渋谷のイベントスペースにて、期間限定で営業しているカフェです。


お店に一歩足を踏み入れて、見事に北欧製品ばかりで驚きました。椅子とテーブル、照明はartek(アルテック)社のもので、お店の名前どおりAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)のデザインです。

北欧風インテリアのお店は多いのですが、ここまで徹底しているところはあまりありません。Visit Finland(旧フィンランド政府観光局)とのコラボレーションということで、納得しました。

前菜盛り合わせ(1,000円):ニシンの酢漬けとサーモンマリネのサラダ仕立て

食器、カトラリー、キャンドルホルダーはiittala(イッタラ)で統一されています。

ヤンソンさんの誘惑(850円):ポテトとアンチョビのグラタン

こちらは旅行中にストックホルムでいただいたメニューです。今となっては懐かしい。

さて、このお店のお料理はケータリングのようです。そのため、出来立てに比べて味が落ちている感は否めません。お料理の味を楽しむというより、北欧デザインに囲まれて本格的な北欧料理を食べにくるという目的で来店するのがよさそうです。


Aaltoのフラワーベースです。たぶん現行品ではなく、アンティークだと思います。他にも北欧関係の書籍がいっぱい置いてあったり、マニアにとってはたまらない空間でした。


お店の入り口付近は雑貨販売のコーナー。今はアンティーク・マーケットを開催中だそうです。品揃えは、ARABIA(アラビア)が中心のようです。

このカフェは期間限定で、会期は12月23日までです。お店の雰囲気がとても好みだったのと、挑戦したいメニューがあるので、もう一度足を運びたい。

2009年12月13日日曜日

Gustavsbergsの雑貨屋さん

Gustavsbergs(グスタフスベリ)では、Ateljébutikenという雑貨屋さんにも行きました。


お店の入っている建物の2階はGustavsbergs Konsthallというギャラリーになっています。2007年夏にオープンしたそうです。


取り扱っている商品は陶磁器、ファブリックなど様々。ストックホルム市街では見かけない商品が結構あり、日本未入荷のものがいっぱいです。つい衝動買いしてしまいました。

キャンドルスタンド

友人宅で見つけて気になっていた商品。無事、ここで購入できました。クリスマスシーズンの今にぴったりです。

このお店で買った物の中から、以下の2種類の商品をYahoo!オークションに出品します。

スポンジワイプ2色(メーカー:Spegels


キッチンタオル4色(メーカー:HAPPYsthlm


Yahoo!オークションのページ:http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/scandinavian_designs
オークション終了日時:12月20日(日)23時台
ほぼ購入時の価格で出品しています。ご興味のある方はご覧ください。

2009年12月12日土曜日

Orreforsのアウトレットショップ

Gustavsbergs(グスタフスベリ)では、Orrefors(オレフォス)とKosta Boda(コスタ・ボダ)のアウトレットショップにも立ち寄りました。両方ともスウェーデン南部・スモーランド地方発祥のガラスメーカーで、60年代に合併しています。


デザイナーの写真と商品がディスプレイされています。

こちらで買ったのは、この商品。
PASTILLOシリーズのBowl、色:plumとstealblue、径:12cm
(デザイン:Lena Bergström、メーカー:Orrefors)

アウトレット品なので、ガラスの内部に小さな気泡が入っていました。でも気にしない。
Lena BergströmELLE DECOで見て以来、ずっと気になっていたデザイナーです。旅行中、彼女のデザインした食器を結構見かけました。

寒色系の食器は使いこなすのが難しそうですが、中身が入ると意外に気にならない。フルーツを盛ったりして活用しています。今度は、同じシリーズの直径9cmの製品が欲しい。



お店の外観

こちらのショップは、Gustavsbergsの中では近代的な建物にありました。

2009年12月6日日曜日

iittalaのアウトレットショップ

昨日の記事の続きです。Gustavsbergsの町で、iittala(イッタラ)のアウトレットショップに行きました。


ここは昨年も訪れて、絶対にまた来たいと思っていた場所です。


日本よりもずっと安い価格でiittalaグループの商品を購入することができます。

Mon Amie(モナミ)シリーズ(デザイン:Marianne Westman マリアン・ヴェストマン、メーカー:Rörstrand ロールストランド)

私の好きなデザイナーの一人、Marianne Westmanの復刻板が並んでいました。

 
iittalaのTeema(ティーマ)シリーズ、Aino Aalto(アイノ・アールト)シリーズ、それからOrigo(オリゴ)のエッグカップ、Filippa K(フィリッパ・コー)のマグなどたくさんの買い物をしました。アウトレット品なので、ちょっと形が歪んでいたり、柄がかすれていたりしますが、普段使いなら全然問題ありません。

アウトレット品だけでなく、正規品もいくつか購入しました。その中から以下の商品をYahoo!オークションに出品します。
Origoペーパーナプキン(オレンジとベージュ、メーカー:iittala)

Yahoo!オークションのページ:http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/scandinavian_designsオークション終了日時:12月13日(日)23時台
ほぼ購入時の価格で出品しています。ご興味のある方はご覧ください。

2009年12月5日土曜日

Gustavsbergs porslinsmuseum(グスタフスべり陶磁器博物館)

ストックホルム滞在中、少しだけ遠出してGustavsbergs(グスタフスベリ)という町に行きました。陶磁器で有名なGustavsbergs社の拠点です。現在Gustavsbergsの町は、博物館やアンティークショップに加え、他の陶磁器メーカーのアウトレットショップが立ち並ぶ場所になっています。小さな町なのですが、昨年来た時よりも、お店の数が増えてさらに賑わっていました。


ストックホルムからGustavsbergsまで、行きは船で移動しました。1時間程度の船旅です。


船内にはレストランがあり、伝統的なスウェーデン料理を食べることができます。

メインの魚料理

お料理は塩気が強く重いのですが、おいしくいただきました。だんだん北欧の味に慣れてきたのかもしれません。


船上からかわいい家をいくつも見ました。どの家も例外なくヨットを所有しています。優雅な生活で羨ましい。

Gustavsbergs porslinsmuseum(グスタフスべり陶磁器博物館)

町についてから、最初に博物館に行きました。元工場だった建物を再利用しているそうです。

Liljeblå(リリーブロー)シリーズ(デザイン:Wilhem Kåge)

Wilhem Kåge(ウィルヘルム・コーゲ)はGustavsbergs社のアートディレクターだった人で、Gustavsbergsの基礎を築いたといっても過言ではありません。

Pyro(パイロ)シリーズ(デザイン:Wilhem Kåge)

こちらのデザインはKågeの代表作。博物館の入り口では、この柄でラッピングされた小さなチョコが売っていました。デザインに詳しい人にはぴったりのお土産かもしれません。

Spisa Ribb(スパイサ・リブ)シリーズ他(デザイン:Stig Lindberg)

私の大好きなStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)も展示されていました。


こちらもLindbergのデザイン。他の陶芸家と比べ、彼の作品はカラフルで華があります。

この博物館、昨年は時間がなくてスキップしたのですが、今回はじっくり見学しました。北欧の陶磁器についてちょっとだけ知識が増えてきたので、見ていて本当に楽しかったです。

2009年12月4日金曜日

デザイン好きのための北欧トラベル案内

最近気に入っているガイドブックを紹介します。
デザイン好きのための北欧トラベル案内デザイン好きのための北欧トラベル案内
(2007/05/24)
北欧スタイル編集部

商品詳細を見る
コペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキ、オスロの都市別ガイドブックです。

今年の北欧旅行の前に購入しました。ちょっと厚めだったのと、情報が整然と掲載されていて、それゆえお勧めのスポットがイマイチわからないのが難点です。そこで、旅行には持っていきませんでした。

でも、帰国後にあらためて読むと、行った場所がほとんど掲載されており、このブログを書くのにとっても役立っています。北欧4都市を網羅的に知るには最適です。

2009年11月30日月曜日

ROSENDALS BUTIKEN(ローゼンダール・ブティーケン)

昨日紹介したROSENDALS TRÄDGÅRDのカフェの隣には、小さなお店ROSENDALS BUTIKENがあります。"BUTIKEN"はパン屋さんという意味ですが、取り扱っている商品は様々です。


入り口では、ROSENDALS TRÄDGÅRDで栽培された野菜が販売されています。


自家製のパン。とてもおいしいということで、スウェーデン在住の友人が絶賛していました。


その他、店内には自家製のジャム、調味料、化粧品、食器、本などが並んでいます。どれも品質がよく、その分お高めだそうです。


お土産にミューズリー、ハーブティー、ジャム2種類を買ってきました。

ROSENDALS TRÄDGÅRDで少し大き目のショッピングバッグを購入しました。こちらもYahoo!オークションに出品します。
ショッピングバッグ(メーカー:Pencraft

Yahoo!オークションのページ:http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/scandinavian_designs
オークション終了日時:12月6日(日)23:01
ほぼ購入時の価格で出品しています。ご興味のある方はご覧ください。

2009年11月29日日曜日

ROSENDALS TRÄDGÅRD(ローゼンダール・ガーデン)

ストックホルム滞在中は驚くほど天候に恵まれました。昨年の旅行では大半が曇りだったのですが、それが嘘のようです。天気のよいある日、王立公園Rosendals Trädgård(ローゼンダール・ガーデン)に行きました。ここは前回の旅行でも訪れて、とっても気に入った場所です。



GARDEN CAFÉ

植物の温室に並んで、カフェがあります。この日のランチはここで食べました。


この日は、ほとんどの食事メニューが売り切れ!かろうじてサンドウィッチが2種類残っていました。あまりに良い天気だったので、大勢の人が来ていたのでしょう。


去年に続き、今年も蜂が多くて大変でした。他のテーブルの人たちはなぜか平気で食事をしていましたが、私たちは室内に避難しました。


ここでは、自家製の有機栽培の食材を使った料理が出されます。昨年、ビーツを初めて食べたのは、このカフェでした。

2009年11月28日土曜日

スウェーデンの世界遺産紀行

先日、Skogskyrkogårdenの記事をアップしたので、ついでに関連する書籍も紹介します。

スウェーデンの世界遺産紀行―自然と歴史のひとり旅スウェーデンの世界遺産紀行―自然と歴史のひとり旅
(2008/07)
宇野 幹雄

商品詳細を見る
タイトルどおり、スウェーデンの世界遺産13ヶ所を巡る旅行記です。著者はスウェーデン在住の日本人で、学校の先生です。プロの作家ではありません。そのために文章に難がありますが、スウェーデンの歴史についても触れられていて面白い。
ストックホルム近郊の世界遺産としては、Skogskyrkogårdenの他にDrottningholms slott(ドロットニングホルム宮殿)があります。現在、スウェーデン国王が住んでいる場所です。次回旅行する機会があれば、訪れてみたいです。

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2009年 08月号 [雑誌]Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2009年 08月号 [雑誌]
(2009/07/10)
マガジンハウス

商品詳細を見る
こちらはタレントの岡田准一さんがSkogskyrkogårdenを訪れたときの様子が掲載されています。内容にあまり深みが感じられないかも。。彼のファンの方はどうぞ。そういえば、ananのバックナンバーに、彼がLisa Larsonの自宅を訪れるという記事もありました。
Skogskyrkogårdenのビジターセンターに、他の国の書籍と一緒にこの雑誌が置かれていて、少し驚きました。

2009年11月24日火曜日

Skogskyrkogården(森の墓場)

ようやく旅行記も後半に入りました。これからはストックホルムの記事が続きます。

コペンハーゲンからストックホルムに移動して2日目、ストックホルム郊外のSkogskyrkogården(スコーグスシュルコゴーデン、The Woodland Cemetery 森の墓場)に行きました。いわゆる共同墓地なのですが、とっても美しい場所でユネスコの世界遺産に登録されています。

森の十字架

この墓地はErik Gunnar Asplund(エーリック・グンナール・アスプルンド)とSigurd Lewerentz(シーグルド・レヴェレンツ)が設計しています。

森の火葬場
この墓地は25年かかって完成しました。最後に作られたのが、この火葬場です。



森の礼拝堂

Lewerentzの重厚な"復活の礼拝堂"に比べ、Asplundのデザインは親しみやすい。屋根の作りなど、どことなく日本建築のような印象を受けます。

Greta Garbo(グレタ・ガルボ)のお墓

スウェーデン出身の大女優。彼女のお墓は特別にしつらえてありました。

ビジターセンター
こちらもAsplundの設計です。

ビジターセンター内のカフェ

内部は最近改装されたそうで、居心地のよい空間でした。

昨年の旅行では時間がなく、Skogskyrkogårdenの訪問を断念しました。今年、また北欧旅行の機会があり、この場所に来ることができて、本当によかった。

2009年11月23日月曜日

JENSEN@代々木八幡

この週末、代々木八幡に行く用事があり、ついでにデニッシュ・ペストリー(デンマークパン)のお店JENSEN(イエンセン)に寄りました。



このお店については、以前にもブログで取り上げました。その時初めて来店したのですが、正直ぱっとしない印象。でも、その後何度かお店に足を運び、評価が一変しました。選ぶ商品を間違えなければ、とっても美味しいお店です。

スモーケーア(395円)

私の一番好きなペストリーで、バターとカスタードを使っています。かなり重量感があるのですが、そこがまたいい。

ティビアキス(168円)

こちらはサクサクした食感でスモーケーアとは対照的に甘さ控え目です。芥子の実のトッピングがほどよいアクセントになっています。

スモーナイル(168円)

こちらはシナモンとバターのペストリー。シナモンの香りで、この夏の北欧旅行を思い出しました。

このお店、一見すると地味なパン屋さんです。店員さんの対応も昔の商店街風。でも本格的なデニッシュペストリーのお店ということで、デンマーク大使館からも注文が来るとか。実際にデンマーク大使の写真や手紙がディスプレイされています。

JENSEN