2009年10月9日金曜日

フランス&スウェーデン女性に見る“幸せ観”の違いとは?

日経ウーマンオンラインというサイトで以下の記事を読みました。

フランス&スウェーデン女性に見る“幸せ観”の違いとは?

この記事にはフランス人とスウェーデン人女性が一人ずつ登場します。スウェーデン人女性は、「朝、子どもを保育所に預けるか両親に預けるかして仕事に行き、もちろん残業もするし、家に帰ったら子どもの世話をして、家族の食事の準備をして…」と発言していました。

あれ?在ストックホルムの友人に聞いたり、私が実際に見たスウェーデン人の印象と全く違う。フランスやイタリアほどではありませんが、スウェーデン人もプライベートをとても大切にしているようです。たぶん、残業する人はあまり多くありません。そして、この記事のフランス人のように「仕事の後は友達と集まってパーティーを楽しむわ~」という人も多いはず。

記事の中では、フランス人の事実婚の多さについて言及していますが、スウェーデンについては触れられていません。スウェーデンも事実婚が多数派だと思うんだけどな。。

スウェーデンは女性の就業率が高い分、家事や育児を男女で分担しています。まったくの平等ではないのかもしれませんが、男性の育児休暇取得率は2割だそうでです。日本の男性の育児休暇取得率1.23%なので、それに比べればはるかにマシです。しかし、記事のスウェーデン女性はまるで家事や育児を一身に引き受けてるかのような印象を受けます。

たぶん取材を受けたスウェーデン人女性は少数派だと思います。でも、この記事においては彼女はスウェーデン人女性の典型例のような扱い。とっても違和感を感じます。予備知識なしに記事を見た人は、確実に誤解するんだろうな。

ちょっと愚痴っぽい内容になり、すみません。あまりにも突っ込みどころ満載の記事だったので、見逃せませんでした。

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