2009年9月1日火曜日

Kunstindustrimuseet(工芸博物館)

コペンハーゲンにはいくつもの美術館、博物館があります。その中の一つ、Kunstindustrimuseet(Danish Museum of Art & Design 工芸博物館)に行ってきました。先日紹介したBredgade通り沿いにあります。


Bredgadeを歩いていて素敵な建物を発見。と思ったら、そこが目的の工芸博物館でした。もともとは1757年に建設された病院の建物を1926年にKaare Klint(コーレ・クリント/コーア・クリント)が改築し、回廊式の博物館にしたそうです。

172(メーカー:LE KLINT レ・クリント)

入ってすぐの場所に、照明の製造工程の展示がありました。以前紹介したように、LE KLINTの照明はプラスティックペーパーを職人が手で折っています。巨大な模型でその工程を示しています。
ちなみに、この美術館をつくったKaare Klintは、LE KLINT社を設立したKlint家の一員。それで、LE KLINTの照明が大々的に紹介されているのでしょう。

PHグランドピアノ(デザイン:Poul Henningsen ポール・へニングセン)

Poul HenningsenはPH5など照明で有名なデザイナーですが、ピアノもデザインしています。このほかにも有名デザイナーの椅子がたくさん展示されていました。


デンマークのモダンデザインに混ざってSonyのAIBOを発見しました。ちょっと嬉しい。

この博物館では、近代だけでなく16~19世紀の北欧、それからアジアのコーナーもあります。中国や日本の工芸品が展示されているのですが、華美な中国製品よりも簡素な日本製品のほうが北欧のデザインに近いという印象を受けました。北欧の家具が日本の住宅と親和性が高いのも納得です。

博物館内のカフェ

椅子はHans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)がデザインしたPP701で、照明はmarimekko(マリメッコ)のファブリックを使ったLE KLINTのペンダントライトです。カフェから見える中庭も素敵でした。

ミュージアムショップ

こちらも小さいながら素敵な品揃えでした。

街中にある小さな博物館を想像していたのですが、期待を上回る規模と内容でした。

2 件のコメント:

  1. 面白い形の素敵なピアノですね!
    弾いてみたいなぁ。
    譜面台も長くて、室内楽や伴奏で
    重宝しそうですね~!

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  2. >まーのさん
    コメントありがとうございます!たしかに、現在のピアノに比べてかなり変わった形ですよねー。どんな音がするのか、気になります。

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